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<元駐日米大使補佐官>「岩国で核保管」66年に3カ月以上(毎日新聞)

 【ワシントン古本陽荘】ライシャワー元駐日米大使の特別補佐官だったジョージ・パッカード氏が、毎日新聞の取材に、米軍が1966年の少なくとも3カ月間、岩国基地(山口県)沿岸で核兵器を保管していたと証言した。同氏によると、核兵器を搭載した艦船を「ほぼ恒常的な形で」配備し、核攻撃に備え、「(一時的な)通過とは言えなかった」という。

【写真とイラストでわかりやすく解説】ニュースがわかる:非核は守られているのか

 パッカード氏は先に米外交専門誌「フォーリン・アフェアーズ」で、当時米軍が沖縄から本州へ核兵器を秘密裏に持ち込んだことを明らかにしていた。

 同氏によると、核兵器は、海兵隊の戦車揚陸艦内で保管され、揚陸艦は岩国基地に隣接する係留施設に留め置かれていた。核兵器は有事の際、数時間以内に同基地飛行場の航空機に搭載され、攻撃に向かう可能性があったという。

 国防総省の当時の首脳らもこの事実を把握。ワシントンで行われた会議の際、国務省の担当者がいる前で国防総省幹部が、岩国の核兵器に言及したことから偶然、発覚した。

 60年の日米安保条約改定の際、米軍が核兵器を日本に持ち込む際には、日米両国の事前協議の対象にするとされた。さらに、核兵器を搭載した米軍航空機や艦船の寄港や通過については、事前協議の対象とはしない「密約」があったことが判明している。核兵器の常時に近い形での配備は、これらに明確に反するものだった。

 パッカード氏は「岩国の核兵器は許容される『通過』には当たらないとライシャワー大使は即座に判断し、激怒した」と証言。辞任して暴露する可能性に言及して、米軍に撤去を求めたという。

 さらに、米軍の意図については「日本では誰も気が付かないという判断の下、秘密裏に配備された」と分析し、「ライシャワー大使の姿勢は米軍に対し、日米の取り決めを順守するよう求める警告になった」と強調した。

 ◇ジョージ・パッカード氏

 1932年生まれ。63〜65年にライシャワー駐日米大使の特別補佐官を務める。ニューズウィーク誌記者、ジョンズ・ホプキンス大高等国際問題研究大学院長などを経て、98年から米日財団理事長。近著に「ライシャワーの昭和史」。

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 高知市の自宅で妻を殺害したとして、殺人罪に問われた無職今原荘典被告(61)の裁判員裁判で、高知地裁(伊藤寿裁判長)は3日、懲役10年(求刑懲役13年)の判決を言い渡した。弁護側は、同被告が自首し、反省しているなどとして懲役7年が相当としていた。
 判決は、犯行が計画的な上、妻の首を徹底して刺し続け、強い殺意があったと指摘。動機についても「身勝手との非難を免れない」と批判した。
 判決後、裁判員経験者3人が記者会見。このうち、高知市の30代の女性は、被害者の遺体写真がモニターに映し出されたことについて、「ショックだったが、事実を知る上では必要かなとは思った」と話した。
 判決によると、今原被告は昨年6月28日、金銭管理などをめぐり腹を立て、高知市桜井町の自宅マンションの居間で、妻=当時(42)=の首をナイフで繰り返し突き刺し殺害した。 

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対ガンブラーで14社結束、情報共有し防御研究へ(読売新聞)

 コンピューターウイルス「ガンブラー」によるウェブサイト改ざんを受け、セキュリティー対策会社など14社は2日、任意団体「Web感染型マルウェア対策コミュニティ」を設立した。

 ライバル会社の垣根を越えて感染情報を共有し、ガンブラーへの処方せんを作って一般公開する方針。

 ガンブラーは、改ざんしたウェブサイトを閲覧した人のパソコンを知らぬ間に感染させて不正サイトに誘導、別のウイルスを埋め込む。社団法人「JPCERT」によると、昨年11月は79件、同12月に89件だったウェブ改ざんの報告は今年1月に384件と急増している。

 ただ、ガンブラーの亜種は次々と生まれ感染に気付かない人も多く、表面化しているのは氷山の一角と言われる。同コミュニティでは、参加企業が感染実態の情報や感染したウイルスの構造を共有することでガンブラーの攻撃を分析し、防御手法を研究していく。

 この日都内で開かれた記者会見で、運営委員長を務める「フォティーンフォティ技術研究所」の鵜飼裕司社長は「ガンブラー被害は深刻で、1社だけではどうにもならない状況。それぞれの得意分野を生かして対応したい」と話した。

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 鳩山由紀夫首相は24日午前、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先に関する米国、地元自治体との調整について「沖縄の皆さん方と米国とも、基本的にほぼ同じようなタイミングで交渉を、理解を求めるための努力を開始する必要がある」と述べ、ほぼ同時に着手する方針を示した。首相公邸前で記者団の質問に答えた。
 首相の発言は、県内移設を前提にした発言とも受け取れるが、平野博文官房長官は同日の記者会見で「現実に基地は沖縄にある。県外・国外に持って行くから沖縄と交渉する必要は全くない、という理屈にはならない」と述べ、県内移設を意味したわけではないと強調した。 

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小沢幹事長進退が再浮上か 長崎と町田で民主系候補惨敗(J-CASTニュース)

 与野党対決の構図になった長崎県知事選と東京・町田市長選で、与党の推薦候補がそろって敗れた。鳩山由紀夫首相と小沢一郎幹事長の「政治とカネ」をめぐる問題が民主党への逆風となった形だ。小沢幹事長の進退問題が再び浮上する可能性がある。

■衆院選全勝「長崎」の知事選で大敗

 7月に想定される参院選の前哨戦として注目された長崎県知事選は2010年2月21日、投開票され、民主・社民・国民新の各党が推薦した元農水省改革推進室長の橋本剛氏(40)は、自民・公明両党が支援した前副知事の中村法道氏(59)に9万票以上の大差で敗れた。

 東京・町田市長選でも、民主・社民・国民などが推進した元首都大学東京教授の秋山哲男氏(61)が、自民・公明の支援を受けた現職・石阪丈一氏(62)に3万票差をつけられて完敗した。

 いずれも投票率が前回より高く、無党派層の動向がカギを握ることになったが、2009年までは民主系候補に投票していた無党派層が離れたのが敗因とみられる。鳩山首相や小沢幹事長の政治資金問題で民主党への逆風が強まっているが、選挙の結果としても表れた形だ。

 県知事選のあった長崎県は09年夏の総選挙で民主党候補が4つの小選挙区すべてで勝利している。特に長崎2区は、薬害肝炎九州原告団代表の福田衣里子氏が久間章生元防衛相を破り、政権交代を象徴する選挙区となった。しかし、かつての追い風は逆風に変わり、知事選の大敗につながった。

 内閣支持率も下がり続けている。朝日新聞が2月20日、21日に実施した世論調査では、鳩山内閣の支持率は37%となり、同社の調査では初めて4割を切った。「小沢氏は幹事長を辞任すべき」という意見が64%にのぼっており、相変わらず強い「小沢批判」が民主党政権を直撃しているといえる。

■鳩山首相「やはり政治とカネの問題が影響した」

 このような状況を生かそうと、自民党は「政治とカネ」の問題に絞って民主党を攻撃する作戦に出ている。国会では、民主党の小沢幹事長らの証人喚問を要求。民主党が応じないことから、2月22日には2010年度予算案の審議を拒否した。衆院予算委員会は自民党欠席のまま開かれる異常事態となった。

 ただ、野党でも公明・共産・みんなの3党は出席。自民党内にも、河野太郎議員など執行部の対応を批判する声がある。国民のなかには「予算案の審議をしっかりやってくれ」という空気もあり、同党の審議拒否作戦が世論の支持を得られるかは微妙だ。

 一方、鳩山首相は22日朝、長崎県知事選の結果について

  「厳しかったですね。やはり政治とカネの問題が影響したというべきだと思います」

と述べ、民主党への逆風が強かったことを認めた。小沢幹事長も22日夕の定例会見で、

  「長崎県知事選でかなりの大差で負けてしまったことは大変残念に思っている。国政選挙と地方選挙はいろいろな意味で違っているが、私自身の不徳の致すところで皆様に迷惑をかけたことについては大変申し訳なく思っている」

と発言。自らの政治資金問題が選挙結果に影響したとの見方を示した。国民への説明責任については、

  「すべての資料・情報を当局で調べた結果が(不起訴として)出ている。何も隠すことはない。全国を回って、その場で疑問があれば答えていくということだと思う」

と述べ、国会の証人喚問に応じるかどうかについては言及しなかった。


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<ニュース1週間>バンクーバー五輪が開幕/フィギュア高橋が銅/スピード男子五百で長島が銀、加藤が銅(毎日新聞)

 今週(2月13日〜19日)のニュースをまとめた。

【写真特集】雪と氷の祭典 バンクーバー五輪開幕グラフ

 ◇バンクーバー五輪が開幕

 先住民や環境との共生をテーマにした第21回バンクーバー冬季五輪が12日夜(日本時間13日午前)、BCプレースで開会式を行い、開幕した。大会は06年トリノ(イタリア)大会の80を上回る史上最多の82カ国・地域から約2500選手が参加。7競技の過去最多86種目で、28日までの17日間にわたって熱戦を展開する。前回の112人より少ない94人の選手で大会に臨む日本は、開会式でスピードスケートの岡崎朋美選手(富士急)を旗手に行進した。カナダでの冬季五輪は88年カルガリー大会に続いて2回目。

 ◇フィギュア高橋が銅 日本男子史上初メダル

 バンクーバー冬季五輪第7日の18日(日本時間19日)、フィギュアスケート男子のフリーが行われ、高橋大輔(23)=関大大学院=が銅メダルを獲得した。高橋はショートプログラム(SP)で首位に0.60点差の3位につけ、フリーでも安定した演技でメダルにつなげた。日本の男子フィギュア選手のメダル獲得は初めて。SP4位の織田信成(22)=関大=はジャンプに失敗した際に靴ひもが切れるアクシデントが響いて7位、同8位の小塚崇彦(20)=トヨタ自動車=は8位。

 ◇スピード男子五百で長島が銀、加藤が銅

 バンクーバー冬季五輪第4日の15日(日本時間16日)、リッチモンドの「五輪オーバル」でスピードスケート男子五百メートルを行い、長島圭一郎(27)=日本電産サンキョー=が銀メダル、加藤条治(25)=同=は銅メダルを獲得した。1回目で6位だった長島は、2回目で34秒87の好タイムをマーク。及川佑(29)=びっくりドンキー=は13位、太田明生(25)=JR北海道=は17位。1回目の前半10組が滑り終えた後、整氷車の故障で競技が大幅に遅れるトラブルがあった。

 ◇リュージュ選手、練習中事故死

 バンクーバー五輪の開会式を目前にした12日朝(日本時間13日未明)、ウィスラー・スライディングセンターで行われたリュージュ男子1人乗りの公式練習で、グルジア代表のノダル・クマリタシビリ選手(21)がコース外に投げ出され、鉄柱に激突して死亡した。国際リュージュ連盟(FIL)と五輪組織委員会(VANOC)は13日、競技でのスピード抑制のため、男子のスタート地点を女子と同じ位置にまで下げると発表した。最終カーブ付近の壁を高くするなどの再発防止策も取られた。

 ◇服装乱れ、国母選手開会式出席させず

 バンクーバー五輪のスノーボード・男子ハーフパイプ日本代表、国母和宏選手(東海大)の公式服装の着方が乱れていたと批判され、日本選手団の橋本聖子団長は12日(日本時間13日)、同夜開催される開会式への国母選手の出席を取りやめさせると発表した。17日に予定されている競技には、橋本団長の判断で参加できることになった。国母選手は会見に同席し、「責任を重く感じています」と謝罪した。国母選手は決勝に進んだが転倒し8位だった。

 ◇ウィルコムが会社更生法適用申請

 経営再建中のPHS事業者、ウィルコム(本社・東京)は18日、自力再建を断念し、東京地裁に会社更生法の適用を申請した。負債総額は09年末時点で約2060億円。ウィルコムは同日、官民共同出資の企業再生支援機構に正式に支援要請した。ウィルコムは約430万人が利用するPHS事業などを継続しながら早期の再建を目指す。民間信用調査会社によると、通信事業者の破綻(はたん)としては、05年の平成電電(負債総額1200億円)を上回り過去最大規模。

 ◇ソフトバンク「王貞治ミュージアム」7月開館

 プロ野球の福岡ソフトバンクホークスは15日、本拠地のヤフードーム(福岡市中央区地行浜)内に、「王貞治ベースボールミュージアム(仮称)」を設立すると発表した。ドーム内にあるスポーツバーを改装し、今年7月に開館する予定。施設は、前監督の王貞治球団会長(69)が現役時代に実際に使用した野球用具や資料の展示に加え、最新の映像技術などを用いて子どもたちが野球の楽しさを感じることができるような内容を計画している。

 ◇NHK大河ドラマ主役に上野樹里さん

 11年1月から放送されるNHKの大河ドラマ「江(ごう)〜姫たちの戦国〜」の主役、江役を女優の上野樹里さん(23)が演じることが決まった。NHKが17日発表した。大河、時代劇とも初めての出演となる上野さんは「人の一生を演じるのは今までなかった。皆さんに生きる力を与えられる、前向きな江を演じたい」と抱負を語った。原作・脚本は08年放送の大河ドラマ「篤姫」を手がけた田渕久美子さん。8月から撮影を始める。

 ◇「必殺」藤田まことさんが死去

 テレビドラマ「必殺」シリーズの中村主水役をはじめ、テレビ、映画、歌謡と幅広く活躍した俳優の藤田まこと(ふじた・まこと、本名・原田眞=はらだ・まこと)さんが17日午前7時25分、大動脈からの出血のため大阪府吹田市内の病院で死去した。76歳。父は無声映画時代のスター俳優、故藤間林太郎さん。1962年、コメディードラマ「てなもんや三度笠(さんどがさ)」に主人公・あんかけの時次郎役で出演し、「俺(おれ)がこんなに強いのも、あたり前田のクラッカー」のギャグで草創期のテレビを席巻。「必殺」シリーズ第2作「必殺仕置人」には中村主水役で出演、代名詞ともいえるはまり役になった。「はぐれ刑事純情派」の安浦吉之助刑事役や、映画「明日への遺言」(08年)、舞台「その男ゾルバ」などでも円熟した演技を見せた。

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<職場の受動喫煙>「状況みて議論」長妻厚労相(毎日新聞)

 厚生労働省が検討している職場での受動喫煙防止策の義務化について、長妻昭厚労相は19日の閣議後会見で、公共的な空間での原則全面禁煙を求める通知を今月中に出すとしたうえで、「国内での喫煙行動がどういう状況になるのかを見ながら、議論を進めていく」と述べた。

 受動喫煙の防止は健康増進法で施設管理者の努力義務とされており、職場については厚労省の検討会が、労働安全衛生法の改正による義務化の方向を打ち出している。長妻厚労相は「まずは(通知を出した後の)現状把握が必要だ」として、法改正の時期は示さなかった。【清水健二】

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 鳩山由紀夫首相は17日、就任後初の党首討論に臨んだが、ここでも実母からの総額12億6千万円の資金提供問題の釈明に追われた。自らの資金問題に議論が及ぶと、答弁は「知らなかった」の一点張りで完全に守勢。「説明責任を果たしていない」という世論に応える内容にはならなかった。以前は快活だった答弁の声にも張りがなくなってきた。「政治とカネ」の問題がボディーブローのようにじわじわと効き、首相を追い詰め始めている。(加納宏幸)

  [グラフで見る]内閣不支持率、支持率を初めて上回る

 16日から所得税の確定申告が始まったことを受け、自民党の谷垣禎一総裁と公明党の山口那津男代表の追及は、首相が贈与税を納めていなかったことから始まった。

 「恵まれた家庭」に育ったことを自認する首相にとって、不景気に苦しみながらもきちんと納税している国民と、自らの疑惑を比較されることは、心理的にかなり厳しく、反論しにくい問題だ。このため、首相はひたすら平身低頭した。

 「納税に対し、ばかばかしいという気持ちが国民の皆さんの中に起きてしまったことは誠に申し訳ない」

 「汗を流し、税金をお支払いいただき、新しい国づくりにご協力を願いたい」

 母親だけでなく、祖父からも生前贈与を受け、偽装献金事件発覚後に修正申告で約6億円の贈与税をポンと納められるだけの「労働なき富」を誇る首相。「今までの政権と違い、1円たりとも税金の無駄遣いを許さない」と訴えると、野党席から「税金を納めてから言えよ」と反撃された。

 首相、小沢一郎幹事長に加え、小林千代美衆院議員側への北海道教職員組合からの違法献金事件を抱え、内閣支持率は急落中だ。普天間飛行場問題を契機にした5月退陣説までささやかれている。だが、再浮上をあきらめたわけではない。

 「どんなことがあっても、私は投げ出さない」

 首相は先週末、民主党の石井一選対委員長から「リーダーシップを発揮するときだ」と激励され、こう言い切った。党首討論では、小沢氏に国会の場での説明を進言する考えも示した。

 小沢氏は説明責任はすでに果たしたという立場のようだが、国民が納得しているとはいいがたい。石井氏は17日の講演で、首相や小沢氏の「政治とカネ」の問題を念頭に「わが党(の支持率)が後退し、参院選を乗り切れないと判断した場合は、決然として何を犠牲にしてもこれを乗り越えて国民の負託に応えたい」と述べた。小沢氏の幹事長辞任の可能性を示唆したものといえそうだ。首相も小沢氏も説明責任を果たすか、そうでなければ進退に関して重大な決断をしないかぎり、野党の追及は続き、民主党は反転攻勢のきっかけをつかめそうにない。

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 架空の投資話を持ちかけ会社社長から3000万円をだまし取ったとして、みんなの党の山内康一衆院議員の元政策秘書、神(じん)武幸容疑者(48)が詐欺容疑で逮捕された事件で、神容疑者が「外資系銀行に勤務していた。MBA(経営学修士)も取得している」と詐称した経歴で社長を信用させていたことが、警視庁捜査2課の調べで分かった。

 捜査2課によると、神容疑者は山内議員が自民党にいた08年1月、山内議員の支援者集会で、運送会社の社長(68)と知り合った。神容疑者は社長に身の上話をするようになり、自分の経歴について「防衛大を中退し、中央大を卒業した。その後、外資系銀行に勤め、ハーバード大ビジネススクールでMBAを取得した」「マンション数棟を所有し、預貯金は数億円ある」などと説明。04年に自費出版した金融商品に関する著作にも同様の経歴を記していた。

 しかし、実際には高校卒業後、自衛隊に入隊。複数の会社で働いた後、別の衆院議員の秘書を経て、05年11月に山内議員の事務所に採用された。社長に説明した経歴はすべて詐称だった。

 捜査2課は神容疑者が詐取した現金を借金返済や東京・銀座のクラブでの遊興費に充てたとみている。【酒井祥宏、川崎桂吾】

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